多機能アタッチメントで広がる作業の幅

「あと少し効率が上がれば…」そんな思いを抱えながら、現場は日々動いています。作業の切り替えや人員のやりくりは小さなことのようで、大きな負担になりがちです。

そうした場面で役立つのが、建設機械に取り付けて使用する多機能アタッチメント。1台で複数の作業を担い、工期短縮やコスト削減に直結。さらに省人化や環境対応までカバーできる、頼もしい存在です。

なかでも、用途や材料に応じてロータリーシャフトを交換できるMBロータリースクリーニングバケットは、様々な分野で幅広く活用されています。

地盤改良 ― 石灰を混ぜ込んで

土質安定処理材として活用される石灰。

こちらドイツでは、ロータリースクリーニングバケットMB-HDS314に攪拌用ロータリーRMを装着し、土に石灰を混ぜ込み、土の安定性を強化してます。

土に石灰を混ぜ合わせるMB-HDS314

水分が多く含まれる土壌に石灰を混ぜ合わせることで、強度の高い土を作ることができます。道路工事・宅地造成・建物の基礎工事等、多くの土木の現場で石灰を利用した地盤改良がおこなわれています。

MBロータリースクリーニングバケットは湿った土の処理にも適しているので、このような地盤改良のための作業には理想的なアタッチメントです。


ご使用の建機をお知らせください! 取り付け可能なモデルをご提案いたします。



堆肥化 ― 有機物を選り分けて

混ぜ合わせるのではなく、選り分けたい。

そんな時にもMBロータリースクリーニングバケットは便利です。

こちらの現場では、コンパクトなMB-HDS207にふるい用ロータリーRQ8を装着して、堆肥用材料から大きめの木の枝などを取り除き、材料の質を高めることで堆肥化をサポートしています。

有機物を選り分けるMB-HDS207

同じアタッチメントでも、ロータリーシャフトを付け替えることで、材料を混ぜ合わすことも、選り分けることも可能です。ロータリーシャフトは、現場内で簡単に交換することができるため、作業内容や材料に応じたロータリーシャフトを使用することで作業の幅が広がります。

止まりがちな現場をサポート ― 土の塊をほぐして

雨天や地下水を含んだ現場では土の扱いが難しくなりますが、MBのロータリースクリーニングバケットなら湿った土でもスムーズに選別可能です。

こちらでは、ロータリースクリーニングバケットMB-HDS320をコベルコSK320に取り付けて、小石混じりの湿った土をふるい分けています。

湿った土をほぐすMB-HDS320

今回使用しているにはふるい用ロータリーRQ50。土に混じった石を取り除き、湿気で固まっている土の塊を崩せるため、均一の土壌を得ることができます。

湿った土の処理にも適したロータリースクリーニングバケットを活用することで、天候に左右されにくい安定した作業進行を実現します。

ロータリースクリーニングバケットは、土壌改良・堆肥化・徐レキ・農耕地の空気入れ・管路敷設における埋め戻しなど、街中での土木工事から農地・緑地整備などにおける土地改良作業まで、幅広い分野で活用可能です。

1台で現場を軽くする選択肢に

時には混ぜ合わせ、時には選り分ける。土の塊を崩したり、土に空気を入れたり。

現場では毎日のように時間や人手のやりくりに追われます。そんな中で、多機能アタッチメントは段取り替えを減らし、効率と環境配慮を同時にかなえてくれます。

「あと少し作業をラクにしたい」――そんなときこそ、たった1台で多様な作業をこなすMBロータリースクリーニングバケットの導入を検討するタイミングかもしれません。

廃棄物処理には許可が必要です。
なお、特定建設資材を用いた建築物等の解体工事、特定建設資材を使用する新築工事等で一定規模以上の工事(対象建設工事)については、特定建設資材廃棄物を基準に従って工事現場で分別(分別解体等)し、再資源化等することが義務付けられています。

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